2月25日(土)羽琉の病気発症7日目および抗体検査結果
-土曜日-
私はまだ熱が上がったり下がったりでフラフラだったが、羽琉は見た目はすっかり元通りになったようだ。
発症7日目までは抗生剤の注射をする方針なので夜、たかちゃんと一緒に病院へ行った。
先に抗体検査の結果報告を聞いた。結果は「200倍で陰性」
レプトスピラではなかったということ?
そもそも「200倍で」とか「800倍で」とか何のこっちゃ?
そんな私たちに獣医さんは納得いくまで解りやすく説明してくださった。
この何倍、何倍というのは私にはよくわからんのだけど、抗体検査の単位のようなもの。
まずはウィルスに感染したら、体内にその型に対応した抗体が出来る。その抗体の反応を見るのが抗体検査。
例えば3200倍とか6400倍?とかで抗体反応?が出れば「感染の可能性大」ということになる。
羽琉の場合は1600倍→800倍→400倍→200倍で陰性。それ以下の単位は測定不能というか調べても意味がないとのこと。
羽琉は去年7月末に接種している混合ワクチンで作られる抗体はどうなっているのか?
通常ワクチンによる抗体価は200~1600倍だそうで、羽琉の場合はすでにワクチンの効果がほぼなくなっていると言える。前記事にも書いたが、レプトのワクチンの効果は3ヶ月とも言われているし、それも頷ける。
ワクチンでの抗体にも個体差があり、中には3200で出る子もいるらしい。
逆に200倍で陰性だったからといって、感染の可能性がないわけではない。
採血時にはまだ抗体が出来ておらず、反応が出なかった可能性もあるからだ。
というわけで、抗体検査というのは確定診断に至らない非常にファジーな側面があると言える。
もしも突き詰めたければ、(ウィルスの)遺伝子検査を依頼するか、もしくは抗体検査を重ね、数値の変動を観察する必要がある。(仮に感染していたとすれば、採血時に抗体が少なかったとしても病気と闘った直後の今ならば高い数字が出るかもしれない)
しかし、急性期を過ぎた羽琉はもう大丈夫そうだし、金銭的にもそこまでの検査をする余裕もなく、追及することは諦めた。
検査結果の数字だけを見れば、若干「感染ではなかったのではないか?この治療が必要だったのか?見立ては合っていたのか?」とふと思うが、実際に羽琉の症状は重かったし、そして治ってくれた。
鑑別診断として感染を疑い初期治療で抗生剤を注射していなければ、死んでいたのかもしれない。
何を言うても結果論であり、それは誰にもわからないけれども、先生はとても真摯な態度で治療にあたってくれたし、そう、昨日私を診た医者よりも何倍も何倍も真剣だった!だから先生にはとても感謝している。
この日の血液検査は肝臓の数値のみ。
GPT/ALT・・・380
正常値は17~78なので、まだかけ離れているが、初日・・・803、3日目・・・1000オーバーだったので肝臓も回復していっているのだろう。
今後の治療は経口による抗生剤と肝臓の薬。
肝臓の薬は今までと同じものを2週間分追加。
抗生剤はクリンダマイシン(ダラシン)を2週間。
私は、抗体検査が(一応)陰性であったことと、症状が落ち着いていることで、抗生剤をさらに2週間も飲ませることの必要性に、不安と疑問を感じたのだが、獣医さんは「臨床症状はかなり疑わしいし、いずれにしてもウィルス性の肝炎の可能性が高いので飲ませた方が良い」と。
2週間後に再度血液検査を行い、問題がなければ、それで終了となるとのこと。
とりあえず病院通いと痛い注射は今日で終了、良かったね、羽琉。
お薬どっちゃり!
こっちは私の!
ちなみに羽琉の薬は880円/1日、私のは140円/1日 どんま~いっ!!
そして、今日はたかちゃんの誕生日!なんて気の毒なお誕生日。。。
ウルコス「パパちゃん、高額医療費をプレゼントするぶぅ♪」
いつもありがとうございます